Gandharva.dll version 0.40.1.1
multi function LiteStep-Module for Winamp2/3
Copyright © 2000-2002 HOSHINO Yoshifumi (Yoshi)
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yoshi.fm@anet.ne.jp

$Id: README.HTML,v 1.13 2002/08/28 11:07:00 Yoshi Exp $

目次

  1. 始めに
  2. 最終更新
  3. tips
  4. step.rc
  5. step.rc のサンプル
  6. !bang
  7. 開発環境
  8. ライセンス
  9. 謝辞

始めに

このモジュールは マルチメディアプレイヤー Winamp のタイトルを取得して、 表示するモジュールです。同様の機能を持つモジュールに amptitle、LSXCommandClock などが ありますが、それぞれ日本語環境では、少々常用には難がありました。

このモジュールは他のプレイヤー用への改変をなるべく容易に行えるように設計しています。 お気に入りのプレイヤーがあるなら、ご自由に hack してください。ただし再配布に関しては GNU 一般公有使用許諾書(バージョン2またはそれ以降)に従う必要があります。

また、このモジュールは習作です。作者はCおよびLITESTEPに関してまだ十分な知識を持っていません。 そのことを十分に承知の上でご使用ください。また、これらに詳しい諸兄の指摘 (ここはこう書くべき、この方がよりスマートになるなど)をお待ちしています。

更新

0.40.1.0 > 0.40.1.1(2002-08-28)

修正

過去の更新履歴、より詳細な情報ついてはCHANGES.TXTを参照してください。

tips

winamp の各種設定について

Winamp の Preferences>Options>Display の"Scroll song title in the windows taskbar" は Off にしてください。表示が大きく崩れます。

Winamp 2/3 を起動するために 実行ファイルの PATH を指定する必要はありません。ファイルタイプの "Winamp media file" に関連づけられているEXEファイルを レジストリから探して起動します。

アンチエイリアスと背景色の設定について

windows の設定によって、フォントの色と背景色でアンチエイリアスが起こります。 この現象はスキンを使用する場合も同様で、この場合、背景色で縁取りをしたように見えます。 背景色を調整するか、windows の設定を変更することによってこれを回避してください。 (コントロールパネル>画面のプロパティ>"効果"タブと進み、"スクリーンフォントの縁を 滑らかにする"のチェックを外す (win2k の場合))

マウスクリックによる動作と再定義機能の仕様について

時間表示を左クリックすると、起動後でも経過表示と残り表示を切り換えられます。
ウィンドウを右クリックすると Winamp を右クリックしたときに現れるメニューを表示できます。
タイトル表示を左ダブルクリックすると、ボリュームコントロールのダイアログが表示されます。
以上が規定の動作です。また、これらを再定義することができます。その場合以下の制限があります。

winamp3 と gclient.wac について

winamp3モードを使う場合は glient.wac を使います。 これは winamp3 が Gandharva へデータを送信し、コマンドを受け取るために使用するコンポーネント(プラグイン)です。 インストールは、winamp3 フォルダ内の wacs フォルダ(デフォルトは C:\Program Files\winamp3\wacs)にコピーするだけです。
gclient のウインドウを表示すると機能します。

また現在winamp3モードには以下の制限があります。

ソースをコンパイルするために

winamp3 用のコンポーネントをコンパイルするためには Wasabi (winamp3) SDK が必要です。build488 を想定しています。

また、Gandharva.dll 本体のみをコンパイルする場合は上記の SDK は必要ありません。

step.rc

導入は LoadModule してください。また、wharf には入りません。新しいものは new、仕様が変更されたものは update がついています。

step.rc のサンプル

作者の step.rc 設定です。サンプルとして。

GandharvaCmdPlayTimeout 10
GandharvaPlayerType winamp2
;GandharvaAlwaysOnTop
GandharvaX -520
GandharvaY 0
;GandharvaWidth 200
;GandharvaHeight 20
;GandharvaHidden
;GandharvaHiddenAmp

;GandharvaDefaultString "Gandharva ready!"
GandharvaFont $FontFace$
GandharvaFontSize 13
GandharvaFontColor $ForegroundColor$
GandharvaFontBold
;GandharvaFontItalic
GandharvaPadding 4 4 2 42
GandharvaTextAlignH center

;GandharvaForceTransp
GandharvaBitmap skin_ampdisp.bmp skin_ampdisp1.bmp skin_ampdisp2.bmp skin_ampdisp3.bmp
GandharvaBGColor $BackgroundColor$
;GandharvaBorderColor FF00FF
;GandharvaBorderSize 2 0 2 0

GandharvaAutoScroll
GandharvaScrollInterval 50
GandharvaScrollStep 1
;GandharvaKeepPrefix
;GandharvaKeepSuffix
GandharvaCommandMode basic

GandharvaTime elapsed
GandharvaTimeFont $FontFace$
;GandharvaTimeFontColor 000000
GandharvaTimeFontSize 13
;GandharvaTimeFontItalic
GandharvaTimeFontBold
GandharvaTimePadding 3 135 3 5

*GandharvaMouseMapping time left dblclk !GandharvaCmdPlay
*GandharvaMouseMapping time right click !GandharvaToggleTime
*GandharvaMouseMapping title right click !GandharvaDispMenu
*GandharvaMouseMapping title left dblclk "!GandharvaCmdExtension 40188"

!bang

ウィンドウコントロール

Gandharva の表示をコントロールします。

!GandharvaHide
現在の状態に関わらず、Gandharva ウィンドウを非表示にします。
!GandharvaShow
現在の状態に関わらず、Gandharva ウィンドウを表示状態にします。
!GandharvaToggle
Gandharva ウィンドウの表示、非表示を切り換えます。
!GandharvaToggleTime
時間表示を経過、残りと切り換えます。
!GandharvaSndvol
sndvol32.exe (ボリュームコントロール)を起動します。
!GandharvaDispMenu
Winamp のメインメニューを表示します。
!GandharvaToggleOnTop
Gandharva ウィンドウの最前面/非最前面を切り換えます。
!GandharvaOnTop
Gandharva ウィンドウを最前面に配置します。
!GandharvaNotOnTop
Gandharva ウィンドウを非最前面に配置します。

Winamp コントロール

Winamp を shortcut などで操作できます。また GandharvaCommandMode none とすることによってこれらを無効にできます。

!GandharvaCmdPrev
一つ前のトラックに戻ります。
!GandharvaCmdPlay
現在のトラックを再生します。Winampが起動していない場合は 立ち上げます。(再生しません)
!GandharvaCmdPause
再生中のトラックを一時停止します。 また一時停止中のトラックを再開します。
!GandharvaCmdStop
再生中のトラックを停止します。
!GandharvaCmdNext
次のトラックに進みます。
!GandharvaCmdPLEdit
プレイリストの表示/非表示をトグルします。
!GandharvaCmdOpenFile
Open File(s) ダイアログを開きます。
!GandharvaCmdPower
Winamp を 起動/終了 します。
!GandharvaCmdExtension #####
Winamp に送るメッセージのパラメータを指定する形で実装されています。 これによって Nullsoft が公開している全ての操作が可能です。 メッセージの一覧は APPENDIX1.TXT に記してありますのでそちらを参照してください。

!GandharvaCmdExtension 40154 プレイリストの先頭に戻ります。
!GandharvaCmdExtension 40144 5秒間巻き戻します。

開発環境

Microsoft Windows 2000(SP3)
Litestep 0.24.6 2002-02-16 (ShellFront + japanese patch)

Borland C Compiler 5.5.1
Microsoft Visual C++ 6.0(SP5)

winamp2 v2.80
winamp3 3.0 (build 488)
wasabi SDK RC1 (build 488)

LoadModule $litestepdir$desktop2.dll
LoadModule $litestepdir$shortcut2.dll
LoadModule $litestepdir$hotkey.dll
LoadModule $litestepdir$popup2.dll
LoadModule $moduledir$tasksj.dll    ; version .92 (j hack)
LoadModule $moduledir$dwarf.dll     ; version 1.11 hacked 1
LoadModule $litestepdir$systray2.dll
LoadModule $moduledir$gandharva.dll ;本モジュール
LoadModule $moduledir$Nornir.dll    ;拙作時計表示モジュール

動作確認も上記の環境で行っています。

ライセンス

 Gandharva.dll
 copyright (C) 2000-2002 HOSHINO Yoshifumi (Yoshi)

    This program is free software; you can redistribute it and/or modify
    it under the terms of the GNU General Public License as published by
    the Free Software Foundation; either version 2 of the License, or
    (at your option) any later version.

    This program is distributed in the hope that it will be useful,
    but WITHOUT ANY WARRANTY; without even the implied warranty of
    MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE.  See the
    GNU General Public License for more details.

    You should have received a copy of the GNU General Public License
    along with this program; if not, write to the Free Software
    Foundation, Inc., 59 Temple Place, Suite 330, Boston, MA  02111-1307  USA

謝辞

このモジュールの前身 AmpDisp.dll は Gustav Munkby氏 のGrdTray(v2.3 beta 2) を hack して作成しました。自分で書き直した本モジュールも大まかな流れは非常に 参考になっています。有用なプログラムをソースコードと共に公開していただき、感謝し ています。

また、LITESTEPに関する情報を公開されているすべての webmaster 様 に感謝します。